後期流産⑥(4度目の流産) 流産翌日~翌々日

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かえで
かえで

こんにちは。

不育症のかえでです

今回は後期流産翌日~翌々日までの記事です。

悲しいお話となりますので、閲覧にはご注意ください。

前回の記事はこちら↓

目次

流産翌日

朝食

流産後の処置が終わりクリニックに1泊した翌朝、朝食のポトフが運ばれてきました。

息子を出産したクリニックなので食事が美味しいことはよく知っていたのですが、悲しいほどに昨日まであったつわりによる胃の不快感や味覚の異常はなくなり、久しぶりに食事が美味しく感じました。

美味しくなくてもつわりでしんどくてもいいから赤ちゃんに元気でいてほしかった。

診察

出血の量や子宮の中の様子を確認してもらい、問題はないとのことで退院の許可がおりました。

先生から、後期流産のため死産届を出すから市役所へ行き埋葬許可をもらって火葬する必要があると言われました。

昨日は全く余裕がなくて自分で赤ちゃんの性別を確認できなかったけど、先生に性別がわかるようなら教えてほしいとお願いしたところ、確認しておくねと言っていただきました。

それから、不育症の検査を受けた方がいいから大学病院に紹介状を書くと言われました。

この日は母が仕事が休みだったこともあって主人には出勤してもらいました。

かえで
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今から考えたら1人でよく頑張ったと思う。

赤ちゃんと再度対面

診察が終わり、ナースステーションにて助産師さんに預けていた赤ちゃんと再度対面しました。

息子の出産の時にお世話になった助産師さんがおられて思わず抱き合って涙を流しました。

赤ちゃんは綺麗な箱の中にガーゼのお布団を用意してもらい寝かせてもらっていました。

助産師さんたちが折ってくださった折り鶴などもいただき、赤ちゃんの周りに飾りました。

死産届を受け取ると性別は男の子と記載されていました。

あぁ男の子だったんだ・・・

元気に産まれてくれていたら息子に弟ができていたんだなぁとぼんやり考えていました。

「ここは個人のクリニックだからできることが限られているの。きちんと大学病院で検査してもらって妊娠できたら近くに大きな医療センターもあるし出産はこっちに帰ってきて産んだらいいからね。」

と助産師さんに言われました。

正直まだ、次のことなんか考えられる余裕はなかったけど、不育症の検査を受けるための背中を押してもらった気がします。

会計

お会計を済ませると年明けに大学病院の予約をとってもらいました。

かえで
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後期流産は出産一時金の給付対象となるため自己負担はほとんどなかったです。

大学病院にお世話になることが決まり、もしかしたらこのクリニックにお世話になるのはこれが最後になるかもしれないと思うととてもさみしくなりました。

かえで
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みなさん、お世話になりました。ありがとうございました。

市役所での手続き

実家で昼食を食べ少し休憩した後、市役所に出向き火葬の予約をしました。

もちろんここからは母に付き添ってもらったのですが、死産届を提出すると職員の方に

「えっ昨日・・・お体大丈夫ですか?!」

と心配されました。

自分でもびっくりするぐらいこの時は気が張っていて、大丈夫だった。

母としての最後の役目。

しっかりこの子を送り出してあげないといけない。

その一心でしんどさなんか感じる余裕なかったです。

火葬は翌々日28日に決まりました。

週数も浅く小さい赤ちゃんなので、朝一番の火力が弱い時間に火葬しましょうと言われました。

骨はほとんど残らないと思いますが、骨壺を用意しておいてくださいとのことでした。

主人と相談してネットで小さなかわいい骨壺を購入しました。

火葬まで時間がないけどすぐに発送してもらえて助かりました。

流産翌々日

赤ちゃんにしてあげられること

お花や便せん、折り紙、シールなどを購入しておきました。

火葬までに1日余裕ができたので、主人と息子は1日休みをとってもらい、家族4人での時間を過ごすことにしました。

息子はこの時3歳、まだ赤ちゃんが亡くなったということがわかっているようなわかっていないような感じでした。

字はまだ書けないので、かわいい便せんにいっぱいシールを貼ってあげようねと言うと車や動物などいろんなシールをペタペタ楽しそうに貼ってくれました。

赤ちゃんがさみしくないようにお花と助産師さんや家族で折った折り紙をたくさん飾りました。

主人は赤ちゃんが迷わず天国に行けるようにとかわいい鳥を折っていました。

かえで
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この鳥さんが天国まで連れていってくれるからね。大丈夫だよ・・・

手紙を書こうと思ったけど、主人や息子が起きている時間にはなかなか書けなくて、結局家族が寝静まってから1人で泣きながら書きました。

この日は赤ちゃんと家族4人で一緒に眠りました。

かえで
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最後まで読んでいただきありがとうございます。

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